2022年9月30日に、第一三共「研究施設」の品川研究開発センターで、年2回の在庫点検をに行った際に、薬品保管用の冷蔵庫から、毒物(アジ化ナトリウム)を含む試薬の容器一つがなくなっていることが判明しました。
ヤフーニュースによると、10月2日に、警視庁品川署に紛失を届け出たとのことです。
気になるのは、同品川研究開発センターで、メタノール中毒殺人事件が発生しているという事実です。
- 紛失ではなく盗難なのでは?
- 盗難の犯人は内部の人間?
- メタノール中毒殺人事件って何?
これらの気になる点について調査してみました。最後までご覧いただけると嬉しいです。
目次
第一三共の毒物(アジ化ナトリウム)紛失は盗難で犯人は内部?管理方法が気になる!
【第一三共 研究施設で毒物を紛失】https://t.co/HVaWLVBdFR
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 5, 2022
製薬大手「第一三共」の研究施設「品川研究開発センター」(東京都品川区)で、毒物の「アジ化ナトリウム」の粉末入りの試薬を紛失していたことがわかった。第一三共が今月2日、警視庁品川署に届け出た。
2022年9月30日のこと。第一三共の研究施設の品川研究開発センターで、年2回の在庫点検をに行いました。
その際、薬品保管用の冷蔵庫から、毒物のアジ化ナトリウムを含む試薬の容器一つの紛失が判明し、10月2日、警視庁品川署に「紛失」届け出ています。
前回3月の点検時には異常はなかった。
アジ化ナトリウムは毒劇物取締法で毒物に指定されており、無色無臭で、体内に入ると心拍数の低下や意識喪失などの症状が出て、命に危険が及ぶこともあるとのこと。
「第一三共」では、試薬の防腐剤として使用していました。
管理方法としては、保管用の冷蔵庫は鍵がかけられ、鍵は暗証番号付きの箱で保管し、使用時に記録を残すルールだった。とのこと・・。
問題なのは、品川研究開発センターを巡って、研究員の男(40)が妻にメタノールを飲ませて殺害したとして、先月(2022年9月)に、殺人容疑で警視庁に逮捕されている(メタノール中毒殺人事件)。という点・・。
鍵(カギ)を管理するルールは守られていたのでしょうか?第二の「メタノール中毒殺人事件」の心配はないのでしょうか?
第一三共の毒物(アジ化ナトリウム)紛失は盗難事件?犯人は内部なのか気になる!
第一三共が毒物紛失 0.55mg「人体に影響小さい」https://t.co/FySmemcqKE
紛失した毒物は施錠された冷蔵庫で保管していましたが、鍵は壊されておらず、同社は盗難の可能性は低いとみています。
— 毎日新聞 (@mainichi) October 5, 2022
可能性は低い・・「可能性が無い訳ではない?」。
ニュース記事で、「品川研究開発センターを巡って、研究員の男(40)が妻にメタノールを飲ませて殺害したとして、先月(2022年9月)に、殺人容疑で警視庁に逮捕されている」と付け加えていますが、そんな事があったのに、「毒物の紛失」とは、鍵を管理するルールが守られていなかった、としか考えられませんよね。
ところで、「研究員の男(40)が妻にメタノールを飲ませて殺害したとして、逮捕された事件」って何だったのでしょう?
「メタノール中毒殺人事件」の経緯は以下のとおりです。
- 2022年1月16日早朝のこと。
- 東京都大田区のマンションから「妻が息をしていない」と119番通報。
- 意識不明の状態で倒れている吉田容子(40)さんが見つかる。
- すぐに病院に搬送されるもまもなく死亡。
- 検視の結果、容子さんの体内から致死量のメタノールが見つかる。
- 警視庁捜査一課は8カ月間に及ぶ捜査を開始。
- 9月18日、第一発見者(119番通報)の夫で「第一三共」社員の吉田佳右(40)容疑者を殺人容疑で逮捕。
さて、今回のアジ化ナトリウム(毒物)を含む薬品の紛失は、保管庫の鍵を管理するルールが守られていれば起こらなかったものと思われます。
そしてまた、薬品の紛失が仮に、「盗難」であった場合、その犯行は事情を知る「内部」の人間にしか出来ない事ではないでしょうか・・。
筆者は部外者でありますが、多くの人が、報道記事を読んで感じることは、このようなことではないかと思えてなりません・・。
第一三共のメタノール中毒殺人事件とは?アジ化ナトリウム盗難犯人も研究員なのか気になる!
大手製薬会社「第一三共」の、東京・品川区にある研究施設で、毒物に指定されている「アジ化ナトリウム」の所在が分からなくなり、会社が警視庁などに紛失の届け出を行ったことが分かりました。会社が保管状況などについて詳しく調査しています。https://t.co/qu1wwxiohV
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) October 5, 2022
「メタノール中毒殺人事件」は、研究員の男(40)が妻にメタノールを飲ませて殺害したとして、逮捕された事件です。
研究員の男とは、研究施設「品川研究開発センター」の研究員です。
「品川研究開発センター」での、毒物などの薬品の管理方法は、「保管用の冷蔵庫は鍵がかけられ、鍵は暗証番号付きの箱で保管し、使用時に記録を残すルール」だったとのことで、これを実行するのは「研究員」だと思われます。
すると、仮に、紛失ではなく「盗難」であった場合、犯人は「研究員」ということになるのでは?
第二の「メタノール中毒殺人事件」を予感させるような「紛失事故?」ではないかと思えてなりません(あくまでも個人の想像です)。
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この度、薬品会社大手の第一三共で起きた毒物(アジ化ナトリウム)を含む薬品の紛失について、盗難の可能性を視野に調査・考察してみました。
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