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【箱根駅伝2022】創価大学総合優勝の可能性は?往路連覇と駒沢大学等ライバル校の戦力もチェック!

第98回東京箱根間往復大学駅伝競走「箱根駅伝2022」が、2022年1月2日(日)と迫っています。参戦する全大学選手の走りが、年始早々、見るものにエネルギーを与えてくれる思いです。そんな中、創価大学を応援する立場から、やはり、往路優勝の連覇と総合優勝の可能性が非常に気になります。

ライバル校と比較して、創価大学駅伝部の力量や状況はどうなのか?前回2021年の箱根駅伝でのライバル校とのタイム比較や、現在報道されている各大学の状況を調査しつつ、創価大学の往路連覇と総合優勝の可能性を考察しています。

併せて、箱根駅伝での優勝に「往路優勝」、「復路優勝」、「総合優勝」、「完全優勝」の4つがあることにも触れています。よろしければ御覧ください。

【箱根駅伝2022】創価大学総合優勝の可能性は?往路・復路優勝と完全優勝の違いもチェック!

2021年の第97回箱根駅伝では、往路優勝を果たした創価大学駅伝部。各選手の走行記録はともかく、復路9区までは先頭を維持していた創価大学ですが、第10区で、創大・小野寺勇樹選手が駒大・石川選手に惜しくも逆転されてのゴールとなったことは、未だ記憶に新しいところ。

2022年・第98回箱根駅伝では、往路・復路共に制して総合優勝を目指したいところですが、強豪ひしめく箱根駅伝のこと。そう簡単にはいかない様子です。往路5区間・復路5区間の合計10区間・「217.1Km」を競う「学生長距離界最長の駅伝競走」。この大会では、優勝にも「往路優勝」、「復路優勝」、「総合優勝」、「完全優勝」の4種類があることを確認しておきたいと思います。

往路優勝の条件とは?

出場全校が一斉に、1区からスタートし、5区のゴールまで一番早く到着した大学チームが「往路優勝」ということになります。一番に到着するということは、5つの区間の総合タイムも1位ということになるので問題ありません。

復路優勝の条件とは?

「復路優勝」は外見上、簡単には判断出来ません。復路のスタートには条件があるからです。

往路1位の到着から10分以内にゴールしたチームは、「各到着タイムの差を設けてスタート」する。そして、10分より遅れて到着したチームは、1位の復路スタートから「10分後に一斉にスタート」する、という条件がルールとして課されているのです。

往路で下位のチーム程、スタートに関しては大きくリセットされるので、外見上、走行順位に見分け難いということになります。

第6区から第10区のゴールまでの各選手の走行タイムの合計が最も短い(早い)チームが「復路優勝」という事になります。

総合優勝の条件とは?

「往路の走行タイム」と「復路の走行タイム」の【合計】が最も短い(早い)チームが「総合優勝」という事になります。

復路優勝よりさらに、見た目では判りづらくなりますね。

完全優勝の条件とは?

「総合優勝」より難関の名誉ある「完全優勝」は、往路でも復路でも両方「優勝」すること。または、全10区間の各々全てをトップでゴールすることが条件です。完全優勝の場合、「総合優勝」より、見た目でもよりわかりやすいかと思います。

この至難の完全優勝を、過去、青山学院大学が3年連続獲得していますが、そうそう達成できるものでないことは想像にかたくありません。

<完全優勝の記録>

  • 第53回(1977年):日本体育大学
  • 第91回(2015年):青山学院大学
  • 第92回(2016年):青山学院大学
  • 第93回(2017年):青山学院大学

参照:箱根駅伝の総合優勝のルールや決め方とは?

このように、非常に厳しい「箱根駅伝」という戦いです。完全優勝はともかく、2021年に往路優勝を遂げた創価大学がまず、復路優勝を達成できるのか?また、総合優勝できるのか?これは、10区間で走行する全選手の総合力の問題となってきます。

事項では、全10区間それぞれでの各大学の走行タイムの順位を1位から2位までプラス「創価大学の順位」で見てみたいと思います。

【箱根駅伝2022】創価大学総合優勝の可能性は?駒沢大学やライバル校の前回タイムもチェック!

箱根駅伝は往路5区・復路5区の計10区間で争われますが、各区間のスタートとゴール、及び走行距離を確認してみましょう。

<往路5区間>
1月2日の午前8時スタート

1区:「東京・」から「鶴見中継所」まで(21.3Km)
2区:「鶴見中継所」から「戸塚中継所」まで(23.2Km)
3区:「戸塚中継所」から「平塚中継所」まで(21.5Km)
4区:「平塚中継所」から「小田原中継所」まで(18.5Km)
5区:「小田原中継所」から「芦ノ湖畔」ゴールまで(23.4Km)

<復路5区間>
1月3日の午前8時スタート

6区:「芦ノ湖畔」から「小田原中継所」まで(20.8Km)
7区:「小田原中継所」から「平塚中継所」まで(21.3Km)
8区:「平塚中継所」から「戸塚中継所」まで(21.5Km)
9区:「戸塚中継所」から「鶴見中継所」まで(23.2Km)
10区:「鶴見中継所」から「大手町の読売新聞社前」ゴールまで(23.1Km)

上記各区間における、一部ライバル校と創価大学とのタイム順位の比較をしてみます。前回2021年の箱根駅伝での上位2位までのタイム順位と創価大学の順位は以下のとおりです。

※ 順位・大学名・選手名・タイム

<往路>
【1区】
1:法政大学・鎌田航生・01:03:00
2:東海大学・塩沢稀夕・01:03:05
3:創価大学・福田悠一・01:03:15

【2区】
1:東京国際大学・ビンセント・01:05:49
2:国士舘大学・ビンセント・01:07:09
6:創価大学・ムルワ・01:07:18

【3区】
1:東海大学・石原翔太郎・01:02:05
2:駒沢大学・小林歩・01:02:22
3:創価大学・葛西潤・01:02:41

【4区】
1:山梨学院大学・オニエゴ・01:02:15
2:創価大学・嶋津雄大・01:02:49
3:早稲田大学・鈴木創士・01:03:03

【5区】
1:帝京大学・細谷翔馬・01:11:52
2:創価大学・三上雄太・01:12:05
3:東洋大学・宮下隼人・01:12:09

往路の状況を見ると、一人早い選手が居てもダメで、総合力で勝つ競技であることがわかります。5区間の内、2区を除く4区間で3位までを創価大学がキープしており、これが「往路優勝」をもたらしたことがわかります。

<復路>
【6区】
1:駒沢大学・花崎悠紀・00:57:36
2:順天堂大学・清水颯大・00:58:06
7:創価大学・浜野将基・00:58:49

【7区】
1:東京国際大学・佐伯涼・01:03:10
2:創価大学・原富慶季・01:03:12
3:青山学院大学・近藤幸太郎・01:03:14

【8区】
1:明治大学・大保海士・01:03:59
2:東洋大学・野口英希・01:04:15
8:創価大学・永井大育・01:05:10

【9区】
1:創価大学・石津佳晃・01:08:14
2:青山学院大学・飯田貴之・01:09:20
3:帝京大学・橋本尚斗・01:09:25

【10区】
1:駒沢大学・石川拓慎・01:09:12
2:神奈川大学・佐々木亮輔・01:09:58
20:創価大学・小野寺勇樹・01:13:23

往路に比べて、創価大学が3位以内に入っている区間は7区と9区のみで、10区は20位と大きく後退しています。駒沢大学の追い上げがいかに凄かったかが伺えます・・。10区間全てで、いかに強い選手を確保育成するか・・。その至難さが感じられます。

【箱根駅伝2022】創価大学総合優勝の可能性は?往路連覇と駒沢大学やライバル校の戦力も確認!

創価大学の主要ライバル校の状況を完結にまとめてみました。

◆駒澤大学:前回2021年勝利のメンバー6人に加えて、レギュラー陣が充実。エース田澤廉(3年)選手を軸に連覇を狙う。

◆創価大学:前回2021年の往路優勝及び総合2位の陣容から戦力がさらにアップ。注目は、登録選手上位10人の10,000m平均タイムが、前年の13位(29分05秒37)から大幅アップして5位(28分35秒81)という事実。往路2連覇の達成を狙う。

◆東洋大学:5区の区間記録保持者の宮下隼人(4年)選手の参戦で逆転の往路勝利を狙う。

◆青山学院大学:戦力充実の状況で復路には絶対的な自信。往路トップの背中が見える位置で折り返し、逆転復路勝利で2年ぶりの王座返り咲きを狙う。

◆東海大学:今季、3区・区間賞の石原翔太郎(2年)選手が戦線離脱でエース不在となり、最低でもシード権の確保を目標としている。

◆早稲田大学:主力選手の不調が懸念されるが、箱根駅伝未経験の後輩の成長が著しい。11年ぶりの総合優勝は、主力選手の復調いかんという状況。

参照記事:箱根駅伝のシード校は「2強」以外も上位を狙える。

やはり、「青山学院大学」と「駒澤大学」が、創価大学の行く手を大きく阻んでいる感じです。現況、創価大学の総合力アップは数字に出ていますが、戦い当日に、いかに総合力として機能するか・・。目が離せない情勢と言えるでしょう。

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箱根駅伝2022での創価大学の総合優勝を祈るような思いでおりますが、「おすがり信仰」のようで恐縮なのですが、年頭を迎えるにあたり、2022年寅年の運勢ランキングをまとめています。また、虎に関することわざについても、以下の記事で言及しています。