時事速報

【ウクライナ支援のスターリンク】日本国内の利用はいつから?料金プランや送受信機の価格も調査!

ロシア侵攻が続くウクライナで、副首相のミハイロ・フェドロフ氏がは2月26日(現地時間)に、「SpaceXのイーロン・マスクCEO」に対して、「Starlinkによる衛星ブロードバンド」を自国に提供するよう要請したところ、マスク氏は即座に、これに対応しました。

 SpaceXのイーロン・マスクCEOに対しては、Starlinkによる衛星ブロードバンドをウクライナに提供するようツイートで呼び掛けた。「あなたは火星を植民地化しようとしているが、ロシアはウクライナを占領しようとしています! SpaceXのロケットは宇宙飛行を成功させているが、ロシアのロケットはウクライナ国民を攻撃しています!」

 マスク氏は約10時間後、「Starlinkをウクライナで稼働させたよ」とリプライした。

出展:ウクライナ副首相、AppleやGoogleにロシアでのサービス停止を、マスク氏にはStarlinkを要請(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース

 

ロシアの侵攻と攻撃で、これまでのネット環境が破壊される恐れがあり、また、ロシアのサイバー攻撃も懸念されることからの、ウクライナからの要請であったようです。

これでウクライナは、衛星からの電波の送受信機さえあれば、インターネット環境が万全ということになるかと。

それにしても、国家(ウクライナ)からの要請とは言え、あっという間に対応出来た「スターリンク(Starlink)」のネット環境。日本国内での利用はすでに始まっているのでしょうか?CMなどでも耳にしませんが、まだなのでしょうか?

この辺の事情について気になりましたので、調査・考察してみました。

【ウクライナ支援のスターリンク】日本国内の利用はいつから?BS放送並みなのか気になる!

ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、ウクライナ側が、Apple・Google・Netflixなどに、ロシアでの製品とサービス提供を要請しました。しかし、現状、これに対する報道が無い中で、「SpaceX」のイーロン・マスクCEOは、Starlinkによる衛星ブロードバンド環境の提供を即座に了承して対応したというものです。

 ロシア侵攻が続くウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相は2月26日(現地時間)、米Appleのティム・クックCEOにロシアでの製品とサービス提供停止を求めたと、書簡の画像付きでツイートした。

 クック氏は同日、ウクライナ情勢を深く憂慮するとツイートしていた。
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 本稿執筆現在、Apple、Google、Netflixについての動きは特に報じられていない。

出展:ウクライナ副首相、AppleやGoogleにロシアでのサービス停止を、マスク氏にはStarlinkを要請(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース

 

ウクライナ現地にしてみれば、一刻も早い対応を欲しているわけで、「SpaceX」の対応は、賞賛に値するものかと思います。

さて、国を離れて我が国日本の話となりますが、地球温暖化による気候変動で、毎年のように大雨・洪水の被害があり、加えて地震の恐怖も増すばかりです。こういった災害で、ネット環境が使えなくなる事態も頻発していますね。

そんな時、「SpaceX」のスターリンク(Starlink)による衛星ブロードバンド環境があったらどうでしょう。鬼に金棒かと。なにせ、戦禍のウクライナで重宝するしろものです。しかし、CMなどでも、「スターリンク(Starlink)」については、耳にした覚えがありません。そもそも、「衛星を仲介したインターネット環境」の普及自体、どうなっているのかも筆者には不明です。

素人考えでは、衛星の電波を受信するには「BSアンテナ」があればいいのかな?と発想しますが、単純にそれだけで済む問題でもないでしょう。日本でも個人個人に「あったらいいな」、「使えたらいいな」と思える「衛星ブロードバンド環境」について、調査・考察してみました。

【ウクライナ支援のスターリンク】日本国内の利用はいつから?料金プランや送受信機の価格も調査!

「衛星ブロードバンド」とは、インターネットを行う人と「インターネット」を繋ぐ「ブロードバンド」という環境の一つです。最大のメリットは、地上における接続環境をなす施設やケーブルなどが全く必要なく、衛星と送受信機さえあれば、基本的にインターネットが出来るというものです。災害、テロ、アクセス集中、バグといった様々な障害を乗り越えられる環境と言えましょう。

「SpaceX」のスターリンク(Starlink)はともかく、わが国日本での「衛星ブロードバンド」はどうなっているのか?本件について、調査していらっしゃるサイトがありました(2021年9月時点)。それによるとーー。

  • 世界的にも普及率は低いが、体験者はその便利さを賞賛している。
  • 他国の衛星を借りているサービスも多い。
  • 世界各国にあるが、KDDIのサービスは法人向けで月額40万円位。
  • ネット環境の無い地域にサービスを提供する企画がある。
  • facebookもamazonも参戦して来る。

詳しくは⇒【衛星インターネット】今後どうなる?日本でも契約可?料金や評判 – ネットヒカリ

これを見た限りでは、「衛星ブロードバンド」の個人使用はまだまだのようですが、KDDIの本件に関連する発表を見つけました。

韓国、ソウル? SpaceXのStarlink衛星ブロードバンドサービスは、2022年から日本の遠隔地で利用できるようになります。

日本の大手モバイルプロバイダーであるKDDIは、9月13日にSpaceXとのパートナーシップを発表し、1,200のリモートモバイルタワーを介して「都市部のモバイル接続体験を地方のモバイル顧客に提供」しました。東京を拠点とするテレコによると、このペアは、山岳地帯や島々に住む顧客に追加料金なしでスターリンクブロードバンドを提供することから始まります。衛星ネットワークは、自然災害や停電の際に地上通信回線が中断された場合のバックアップとしても機能すると付け加えました。

出展:SpaceXのStarlinkブロードバンドが来年日本の遠隔地で利用可能になる-SpaceNews

 

2022年と言えば今年ですが、何月くらいから可能なのか?一刻も早いサービス開始を期待したいと思います。懸案の「SpaceXのStarlink」とのパートナーシップというのが心強いですね。ただ、「1,200のリモートモバイルタワー」の敷設で、「都市部のモバイル接続体験を地方のモバイル顧客に提供」という部分については、個人利用の限界を感じるところです。

このような状況の中、衛星ブロードバンドの「送受信機」は個人の所有とはなっておらず、その価格も将来に期待するといった状況です。

【ウクライナ支援のスターリンク(Starlink)】個人利用の自由度について

年内(2022年)にも、「SpaceXのStarlink」を個人が利用できるようになるという事実は実現することがわかりました。しかし、世界中どこに居ても、個人対衛星でのインターネット環境かというとそうではありませんね。

「1,200のリモートモバイルタワー」の敷設で、「都市部のモバイル接続体験を地方のモバイル顧客に提供」という発表でもわかるように、島しょ部・遠隔地のネット環境を「衛星ブロードバンド」を利用して、利便性を良くするというものかと思います。

個人で自由に「衛星ブロードバンド」を使う終着点は、「1,200のリモートモバイルタワー」に該当する送受信装置を個人で所有して、世界中どこでも、インターネットを利用できる、ということです。

モバイル化が進む昨今ですが、衛星との送受信装置(含むアンテナ)のモバイル化も進み、個人が「衛星ブロードバンド」を手にする日はいつになるのでしょうか・・。

【関連記事】『ウクライナ支援のスターリンク』日本国内の利用はいつから?

ロシア侵攻中のウクライナに対して、スターリンク環境が提供された件につき、日本国内での利用・普及についてまとめてみました。昨今の政治の話題は、どこもコロナ対策と少子高齢化対策に集中していますが、災害時を想定すれば、ネット通信環境の向上も非常に重要な課題かと。これに関連して、最近の地方選挙の記事を以下にご紹介しています。