ウクライナ兵と共にロシア軍に対して戦いたい「ウクライナ義勇兵」の募集が、全世界の有志に向けて配信されました。2月27日のこと。配信元は、ウクライナのゼレンスキー大統領です。
前代未聞の求人案件ですが、これに我が国日本で、70名もの応募があった(3月1日現在)ことも驚きです。しかし、応募された方は、余程の思いがあっての事かと思います。現在、応募に対して検討中の方々もいるのではないかと思うのですが・・。
ただ、戦争の渦中に日本人が行くことになる事実に対して、日本政府は黙っているとは思えませんので、今後の動向も気になるところです。そのうえで、実際のところ、日本人の募集はいつまで行うのか?応募の条件や採用人数がどのくらいで決定はいつなのか?調査・確認の上、考察を加えてみました。
よろしければ御覧ください。
目次
【ウクライナ義勇兵】日本人の募集はいつまで?終了時期が気になる!
ゼレンスキー大統領は27日、ボランティアとしてウクライナ兵と共にロシア軍に対して戦いたい格国の方々へ、新しく設置されるウクライナ領土防衛部隊外国人軍団への動員を呼びかけた。お問い合わせは在日ウクライナ大使館まで。 pic.twitter.com/y1HePfsxOz
— 在日ウクライナ大使館 (@UKRinJPN) February 27, 2022
ウクライナ政府がロシアと戦う外国人「義勇兵」を募集しており、1日現在、約70人の日本人が志願している。在日ウクライナ大使館関係者が明らかにした。全員が男性で、元自衛官が多く「ウクライナの若い人が亡くなるぐらいなら自分が戦う」などと理由を語っているという。
2月27日に、ロシアが侵攻中のウクライナから、同国のゼレンスキー大統領の呼びかけで、ウクライナ兵と共にロシア軍と戦いたい人間を募っている、という驚きの通達がありました。これは、全世界の国々の有志に対してなされたもので、日本国内に限って言えば、3月1日現在で、70名の応募があったとのこと。
平和で戦禍の無い日本から、命も危ないウクライナの戦地へ、いったいどんな人たちが応募したのかも気になりますが、ロシアの身勝手で非人道的な侵攻に怒りを感じ、黙っていられない「崇高な」方々であることは確かかと・・。応募にあたっては条件もあり、応募者全員が採用となるわけではないでしょうが、崇高な意思を貫徹するためにも、まずは「募集に応募」しないと始まりません。
個人としては応募したいけれども、何せ行先は戦地です。身内がいる方の場合、その了解と取ったり説得も必要かと思います。未だ迷っている方もいるかも知れません。なので、【日本人の募集はいつまで】やっているか?は喫緊の課題かと。また、採用の決定はいつになるのでしょう?
自分は応募しないけれども、ロシア軍と戦おうというその「日本人義勇兵の今後の採用状況」も気になるところです。「応募の条件」や最終的な「採用人数」はどうなるのでしょう?さらに、「ボランティア」としての義勇兵、という部分も気になります。
現時点で判る情報の確認と考察を加えて、整理して参ります。
【ウクライナ義勇兵】日本人の募集はいつまで?応募条件や採用人数と決定はいつか確認!
今回、世界の有志に向けての義勇兵の募集は「戦地のウクライナ」からのものです。これに対して、日本国政府の見解はどうなっているのでしょう?
もっとも、日本政府はウクライナ全土の危険情報を最高度の「レベル4」(退避勧告)に設定している。林芳正外相は1日の記者会見で「在日ウクライナ大使館がそうした(義勇兵の)呼びかけをしていることは承知しているが、目的のいかんを問わず、同国への渡航はやめていただきたい」と強調した。在日ウクライナ大使館も、実際に義勇兵として派遣するか否かは日本政府と調整のうえで決めるとしており、人道支援などを担う可能性もある。
(日本政府の見解)
危険情報最高度のウクライナへの渡航はやめてもらいたい。
(ウクライナの対応)
義勇兵としての派遣は日本政府と調整のうえで決める。
応募の呼びかけでは「ボランティアとしてウクライナ兵と共にロシア軍に対して戦いたい」人、としています。何か、自衛隊の災害派遣のようなイメージもありますが、戦禍の中では話は違いますよね。
日本のみなならず、他国の義勇兵の募集についても、各国政府のスタンスがあり、単純な話では無いと思います。そのことは、ゼレンスキー大統領も承知しているはずです。すると、募集は募集として、「ロシア」及び全世界に対してのメッセージ、つまり、情報戦略の一つとも考えられると思います。心ある全世界の人々の「心が大きく動く」ことは間違いないと思うのです。
今後、ロシア侵攻の戦況がどうなるか?このことが最も大きな要素になると思いますが、この戦況と各国の反応を見ながらの「ウクライナ義勇兵の募集」である可能性が高く、募集が「いつまで」で「採用決定」や「採用人数」がどうなるかについては未定なのではないでしょうか。
ウクライナ義勇兵の募集については、以下の条件をクリアしている人が応募下さいとなっているそうです。
ウクライナ義勇兵応募の条件
- 自衛隊経験など、専門的な訓練の経験
- パスポート保持者であること
- 過去に犯罪歴が無い事
- 自費でウクライナの隣国へ移動できること
- 義勇軍参加に関しての報酬は無い
ウクライナ義勇兵応募の問い合わせ先
在日ウクライナ大使館
〒106-0031 東京都港区西麻布3丁目5-31
電話番号:0354749770
HP:https://japan.mfa.gov.ua/ja/
【ウクライナ義勇兵】日本人募集の件 今後どうなる?
ウクライナ義勇兵の募集に日本人の方が応募した、というところまでは進捗しているとは言え、その後の展開について、日本政府の見解が「否定的」であることが気になります。
否定的である以上、法治国家日本が「日本人のウクライナ義勇兵」の派遣ないしは渡航を黙って見過ごすはずがありません。
(日本政府の見解)
危険情報最高度のウクライナへの渡航はやめてもらいたい。
(ウクライナの対応)
義勇兵としての派遣は日本政府と調整のうえで決める。
ポーランド国境の駅がウクライナ市民の臨時避難所に(2022年2月27日)という動画です。
上記の動画配信の段階で、ウクライナの避難民は10万人としていますが、その後、交通事情の悪化・途絶を経て、避難民は悲惨な状況でポーランドの国境越えを試みています。
検問所の兵士「女は行け、男は残れ」避難民が殺到…殺気立つポーランド国境 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
国境を越えさせてもらえば、そこにはボランティアがはせ参じているという状況ですが、戦時に「国を越える」ことの困難さが如実に伺えます・・。こういった状況を見るにつけ、国民に対して主権のある日本政府としては、「ウクライナ義勇兵」の募集を禁止させる可能性も考えられるかと思います。
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