時事速報

【IOCアスリート委員会】メンバーは誰で日本人はいる?決め方・選び方(選出方法)を調査!

【IOCアスリート委員会】メンバーは誰で日本人はいる?

東京オリンピック2020が終了しました。

コロナ禍と酷暑と、実施そのものへの反対運動の中、なんとか無事に終えた事に、筆者個人としては良かった・・との思いですが。

ロシアの男子テニス選手による、酷暑による体調危機訴えで開始時間の変更があり、これを受けての女子マラソンの急遽1時間前倒しなど、暑さ対処でのドタバタがありました。

地球温暖化が確実に進行している国際情勢の中、オリンピックの競技の在り方が抜本的に見直しを迫られている現状をひしひしと感じます。

そんな中、日本オリンピック委員会元理事の山口香氏(56歳)が、夏季、冬季五輪の実施種目についての提案をしています。

地球温暖化による酷暑五輪対策として、夏冬競技の入れ替えを提案。

そのおり、「IOCアスリート委員会」の存在と議論に期待しています。

ところで、IOCアスリート委員会とは何でしょう?

委員会のメンバーは誰で日本人はいるのでしょうか?

また、委員長や委員の決め方・選び方(選出方法)は?

調査してみました。

【IOCアスリート委員会って何?】メンバー(委員長や委員)は誰?日本人はいる?

上記のツイッターによると、太田雄貴さんがIOC委員会の代表に選ばれたようですが、これで、委員会のメンバーに少なくとも1人は日本人が居ることが判明しました。

まず、IOCとは「国際オリンピック委員会」のことですが、その下部組織として、オリンピック運営に関わる各種の委員会が存在しています。

  • IOCアスリート委員会
  • IOC競技者随行員委員会
  • IOC監査委員会
  • IOCコミュニケーション委員会
  • IOC未来の夏季開催地委員会 2032年夏季オリンピック
  • IOC未来のホスト国冬季委員会 2030年冬季オリンピック

などなど
31の委員会があります。

その中の一つが「IOCアスリート委員会」です。

その役割は、アスリートの代表として、選手の意見・意向をIOCの運営に反映させる立場でもあります。

現在、「IOCアスリート委員会」の委員長は、「カースティ・コベントリーさん」というジンバブエの女性の競泳選手です。


IOC委員はIOC総会の度に選出及び再任される。IOC委員の定員は115人で定年は70歳(1999年以前に選出された委員は80歳)、定員115人のうち国内オリンピック委員会 (NОC) 会長、選手委員、国際競技連盟 (IF) 会長がそれぞれ15人以下の人数が入ることになっている。

出展:国際オリンピック委員会 – Wikipedia

 

「IOCアスリート委員会」も15名以内のメンバーということまでわかっています。

さて、日本人のメンバーはこのうち何名いるのでしょう?

▽アスリート委員はIOC委員を兼ねるため、日本のIOC委員は日本オリンピック委員会(JOC)山下泰裕会長、国際体操連盟の渡辺守成会長を含めて3人となった。

出展:太田雄貴氏がIOCアスリート委員選挙に初当選 日本のIOC委員は3人に – 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ

 

【日本の「IOCアスリート委員会」のメンバー】

  1. 山下泰裕会長
  2. 渡辺守成会長
  3. 太田雄貴氏

以上、日本のメンバーは3名となります。

【IOCアスリート委員会って何?】メンバーの決め方・選び方(選出方法)は?

「IOCアスリート委員会」の委員については、立候補して選挙の結果選ばれるということがわかりました。


投票は7月13日から8月3日まで行われ、選手村などに投票所が設けられていた。東京五輪に出場する全選手が4競技4人への投票権を持っており、改選枠の4に対して太田氏ら30人が立候補。太田氏は選挙活動のため選手村で過ごし、連日ツイッターで村内の様子もリポートしていた。

その結果、1888票を獲得したスペインのバスケットボール選手、1674票のポーランドの自転車選手、1658票のイタリアの競泳選手に次ぐ全体4位の1616票を太田氏は獲得した。出場アスリート全1万1139人のうち6825人が参加し、投票率は61・27%。歴代3番目に高い数字となった。

出展:太田雄貴氏がIOCアスリート委員選挙に初当選 日本のIOC委員は3人に – 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ

 

選挙は、オリンピック2020開催中に、選手村の全選手を有権者として実施されました。

定数は「4」で立候補者数は「30人」。

当選して、今回新たに「IOCアスリート委員会」の委員に選出されたのは、以下のメンバーです。

  1. スペインのバスケットボール選手(1888票)
  2. ポーランドの自転車選手(1674票)
  3. イタリアの競泳選手(1658票)
  4. 日本のフェンシング太田氏(1616票)

今回、日本人として新たに選出された太田雄貴氏(35歳)は、フェンシングで五輪2大会連続銀メダリストで、国際フェンシング連盟副会長でもあります。任期は28年ロサンゼルス五輪までです。

やはり、アスリート委員会の「委員」になるには、それ相応のオリンピックでの実績と、斯界における貢献が必要であるようです。

まとめ

IOCアスリート委員会について調査してみました。

オリンピックでは大きなお金が動きます。

なので、スポンサーの意向は無視出来ない面があるでしょう。

しかし、オリンピックは出場するアスリートありきの大会です。

地球温暖化で酷暑が増す中、アスリート重視の観点から、改めて、オリンピックの在り方を抜本的に見直しして頂きたいと念願します。