◆ 任用試験の「宿命転換(教学入門)」について、要点を述べています。
生命は、今世だけのものではない。過去世・現在世・未来世にわたり、三世永遠であると、仏法では説いています。
仏法では、今世にその原因を見出せない・・そのような苦難は、過去世において自分が行った行為(宿業:しゅくごう)の結果が今世に現れたものとしてとらえます。すると宿業による苦難は、宿命(しゅくめい)だとあきらめて耐え忍ぶしかない・・消極的な生き方しか無いように思えます。
しかし、そうではありません。宿命転換(しゅくめいてんかん)ができるのが、日蓮大聖人の仏法なのです。
スポンサーリンク
日蓮大聖人の仏法の宿命転換
日蓮大聖人の仏法は、妙法を受持し、自行化他の実践に励めば、仏界が涌現して、さまざまな悪業を消すことが出来ると説いています。
今世のうちに悪業を転換することができるのが、大聖人の仏法の宿命転換です。そして、その実践の核心となるのが、南無妙法蓮華経のお題目の実践です。
本来、あらゆる苦悩・苦難の原因となる「根本的な悪業(あくごう)」の本質は、「正法に対する不信・謗法(ほうぼう:正法を謗ること)」から来ているのです。
これを、正法を信じ、守り、弘めていく実践によって、今世のうちに転換していくのが、大聖人の仏法における宿命転換(しゅくめいてんかん)です。
任用試験2022(11/6)のための【過去問】ご案内。
スポンサーリンク