2022年9月26日午前4時39分に、台風15号による被害と称して、「デマ画像」がツイッターにアップされ、拡散されました。
ヤフーニュースによると、一見リアルな画像であったため、信じた人や「おかしい」と思った人など、かなりの混乱を招きました。
そのデマの被害画像は、最近リリースされた「無料AIツール」で作られたもので、精度が高いと人気なんだとか・・。
どんなツールなんでしょう?
- 無料AIツールの名前は?
- 無料AIツールの使い方は?
- ツール(ソフト)へのアクセス先は?
- ダウンロード方法などは?
これらの気になる点について調査してみました。最後までご覧いただけると嬉しいです。
目次
台風被害のデマ画像を作成した無料AIツールの名前とアクセス先URLは?精度が高いのが気になる!
台風被害デマ画像、AIで作成しツイッター投稿
「見た人がだまされたら面白いなと軽い気持ちだった」
デマの発信者が読売新聞の取材に応じ、経緯を明かしました https://t.co/dkx6oPNIxP— 読売新聞大阪社会部 (@osaka_syakai) October 3, 2022
架空の出来事をでっち上げた画像をSNS上に拡散させ、人々を混乱させる。台風15号の大雨被害を巡って、そんな問題が実際に起こった。今やAI(人工知能)の無料ツールを使えば、知識のない人でもリアルな偽物を作ることができるという。
出展:台風被害デマ画像、投稿者後悔「だまされたら面白いなと軽い気持ちだった」…無料AIで作成(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
最近リリースされたという、某「無料AIツール」の精度が高く、SNSへのデマ画像のアップで、混乱を来したというニュースです。
静岡県の台風被害に関するデマ画像を拡散しておきながら、堂々とテレビ出演してインタビューに応じるって凄まじい神経だな。
ヘラヘラしてて全く反省している様子も無いし、まさに自己顕示欲の塊。反吐が出る。#バンキシャ pic.twitter.com/Y0sgdULp8h
— 大神 (@ppsh41_1945) October 2, 2022
記事では、デマを発信した人物が読売新聞の取材に応じて、その経緯を明かしています。その概要はーー
2022年9月26日午前4時39分、ツイッターで「くろん」という名のアカウントから、街に濁流が押し寄せ、水没している様子を写したようなものが投稿・拡散された。
台風15号で、実際に浸水は起きていたが、この画像は架空で、不自然さを指摘する声もあり、投稿者は約11時間後、ツイッターで偽画像だと認め、謝罪した。
デマ画像の作成に使ったのは、英国に拠点を置くAI開発企業の無料ツールで、AIに約20億枚の画像を学習させたもので、利用者がキーワードを入力するだけで画像を作ることができるという代物。
今年8月の公開以降、精度の高さが話題になっていたと言います。
世の中に、あらぬ混乱を招くような画像の投稿は、へたをすると罪になる可能性もありそうで要注意ですね。
それもそうなんですが、その公開されて間もない、精度の高さが話題の「無料AIツール」の性能が気になります。
台風被害のデマ画像を作成した無料AIツールの名前とアクセス先URLは?使い方やダウンロード方法なども調査!
ニュース記事で明かされている、精度が高い「無料AIツール」の情報は以下のとおりです。
- ツールを作成したのは、英国に拠点を置くAI開発企業
- 無料ツールでは、AIに約20億枚の画像を学習させたものが使われる。
- 利用者はキーワードを入力するだけで画像を作ることができる。
- 今年(2022年)8月に公開されている。
これらの条件を満たすツール(ソフト)を探したところ、以下のような「無料AIツール」が見つかりました。
言葉で指示した画像を凄いAIが描き出す「Stable Diffusion」 ~画像は商用利用も可能【レビュー】 – 窓の杜 https://t.co/sn9YTuYCNn @madonomoriより
— 朝だ~! (@yamakawagogo) October 3, 2022
紹介しているのは、2022年2022年8月26日付けの記事です。
作成した企業は「英Stability AI」とのこと。
ツールの名前は【Stable Diffusion】です。
どんな画像が欲しいかを英文テキストで入力すると、AIがそれに沿った画像を自動生成するというものだ。
出展:言葉で指示した画像を凄いAIが描き出す「Stable Diffusion」 ~画像は商用利用も可能【レビュー】 – 窓の杜
詳しい使い方やノウハウについては、紹介先の記事を御覧下さい。
「Stable Diffusion」による画像出力をWebブラウザー上で簡単に試せるデモページは、Stable Diffusion – 抱きしめる顔の空間 by Stabilityai です。
以上が、精度が高いと公表の「無料のAI画像作成ツール」の概要となります。
無料AIツールで作製した画像の投稿には注意?偽計業務妨害容疑での逮捕もある!
有料の画像作成Aiの画像がアップされ始めたけど、無料のStable Diffusionと比べると人体の完成度の高さに驚く。Stable Diffusionは指や腕の数や形状が異常に描かれる場合がほどんどだ。
だがしかし、そこを工夫して使う醍醐味が有るのでStable Diffusionを使うのである。決してケチだからではない??。— 三次 (@sanzi_sannzi) October 3, 2022
今回紹介された、「無料のAI画像作成ツール」は、使うことに問題はないものの、その精度の高さから、デマ(フェイク)画像をSNS上で流した場合の危険性が指摘されています。
過去には逮捕者が実際に出ているといいます。
デマで混乱を起こせば、偽計業務妨害罪に問われる可能性がある。2016年の熊本地震では、無関係の画像を使って「動物園からライオンが逃げ出した」という虚偽の投稿をした男が、偽計業務妨害容疑で逮捕されている。
出展:台風被害デマ画像、投稿者後悔「だまされたら面白いなと軽い気持ちだった」…無料AIで作成(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
捕まるから止めましょう、ではなく、社会に混乱を招くこと自体が「犯罪」であるという自覚を持つべきであるということですね。
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過日の台風15号の被害について、デマ画像を作成してツイッター投稿し、混乱を招いた件で、画像作成に使った、最近の「精度が高いと人気」の「無料AIツール」について調査してみました。
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