9月20日、南岳と北穂高岳に単独で登山に出かけた東京都北区在住の公務員男性(50歳)が遭難し行方不明に。連絡が取れないとの男性の妻による通報で発覚しています。
19日には当該地域で地震があり、崩落・落石事故も発生しているだけに、男性の安否が懸念されるます。
被災地の救命に「72時間の壁」という命題がありますが、現場では、ヘリコプターによる捜索が始められていまあす。
この記事では、気になる「東京都の男性」の安否について、男性の意識不明や死亡の可能性と共に、天候・気温・風速も調査して、考察しています。
よろしければ御覧ください。
目次
【北穂高岳】東京都男性の安否は?地震の崩落や滑落が心配!
北穂高岳主峰登頂ー!
疲れたマン#駅メモ登山部 pic.twitter.com/Hflz0hTfmL— な ご み 。 (@na_5_me_1925) September 20, 2021
北アルプスの「南岳」と「北穂高岳」に一人で登山に出かけた東京都北区在住、50歳の公務員の男が行方不明になり、遭難と見て捜索が続いていますが、未だ発見されていません。
男性は、9月18日から2泊3日の予定で登山に出かけ、下山予定の20日になっても連絡がとれなかった為、男性の妻が警察に連絡入れて、遭難が発覚しています。
折しも、19日午後5時20分頃には、岐阜県飛騨地方が震源の地震が発生し震度4を観測。この揺れによる落石や崩落の被害で、登山者7人が救助されたばかりです。過日、テレビでも地震崩落の現場から瓦礫の噴煙があがる模様が報道され、その凄まじさにビックリ!ヤフーニュースで男性の遭難を知り、益々心配になってしまいました。
- 地震落石で動けなくなりヘリを要請
- 3人をヘリで救助、残る3人は自力で下山
- 別途、61歳男性が落石のケガでヘリで救助
東京都の50歳男性の携帯電話の位置情報については「奥飛騨温泉郷神坂」と特定されていますが、連絡が取れないという男性の安否が心配です。地震による落石・崩落事故で意識不明の重体なのか、それとも既に死亡されているのか?
現場の自然環境も捜索を拒んでいます。遭難発覚の20日にはヘリコプターが捜索に出向いていますが、「視界不良」の天候の為に、翌21日早朝から再びの捜索が始められるとのことでした。
命にかかわる、一刻を争う救助かもしれません。男性の安否について調査・考察してみました。
をしていましたが、が、20日午後1時ごろに長野県警に連絡しました。
【北穂高岳・南岳に登山し遭難】東京都北区男性の安否は?意識不明や死亡の可能性と天候・気温・風速も調査!
岐阜県飛騨地方の地震については、未だ余震が懸念される状況で、こういった渦中に登山することになってしまった「東京都の50歳男性」。この地震による影響での遭難の可能性があるので、まさに不運としか言いようがありません。
男性の「携帯位置情報:奥飛騨温泉郷神坂」から、その場所を地図で見てみたいと思います。
上記地図は拡大が可能です。
「奥飛騨温泉郷神坂」と言っても、かなり広く、このどこかに「東京都の男性」が居る可能性が・・。地図の上方(北)に、男性が目指したとされる北穂高岳がありますが、標高は【3,190メートル】にも及びます。ヘリコプターの捜索とは言え、難航するのではないでしょうか。21日こそ、視界良好の天候でありますように。
地震の影響が無くとも、注意を怠ると滑落の危険性を伴うのが山岳登山です。ましてや、地震による影響で、その可能性は高まります。崩落があれば、文句なく一緒に落下してしまいますし、落石にぶつかる。下敷きになるといった危険性もあります。
男性が仮に、意識不明の重体であっても、命あることを念願するばかりですが、山岳の天候は過激です。天候がどうで、気温や風速がどうなのか?調査してみました。
予定していた蝶ヶ岳に行けず、北穂高岳なら行けたこと。これはもう、山に呼ばれているとしか思えなかった。
ありがとう、北穂高岳。#北穂高岳#槍ヶ岳#北アルプス pic.twitter.com/YyWkP2s3Mu
— 川野恭子 Kyoko Kawano (@KyokoKawano) September 15, 2021
北穂高岳の頂上の天候ですが、9月21日は雨は降らず、気温は8度から10度で風速は8メートルとのこと。数値からは判断は出来ませんが、事故に遭った状況での服装次第では、確実に体温を奪われる・・疲労凍死の危険性もあるのではないでしょうか。
やはり気になるのは捜索の手がかりです、携帯電話による位置情報ですが、現地に接近すると、さらに詳細な場所もわかるものなのでしょうか?捜索するヘリにその機能なども備わっているのでしょうか?
いずれにしろ、一刻も早い救助が望まれるところです。
【北穂高岳】東京都男性の安否と人命救助【72時間の壁】
インドネシア・スラウェシ地震・津波の死者844人に 略奪、脱走が起きるなか迫る「72時間の壁」
インドネシアで発生した地震・津波の犠牲者は時間が経つにつれて増えている一方で、閉じ込められた人びとの救出は時間との闘いになっているhttps://t.co/IiFUtB9H14#災害 #インドネシア #地震 #津波 pic.twitter.com/y4Tf8QnQIG— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) October 2, 2018
今回遭難したと見られる東京都の男性の場合、地震による崩落・落石の影響で意識不明、という状況を想定した場合、それは、震災で救助を待つ生存者の状況にもよく似ているのではないでしょうか。
震災などの災害時にあって、その人命救助で意識されるものに【72時間の壁】というものがあります。
人命救助は「発災後72時間が勝負」とされ、内閣府では「生死を分けるタイムリミットは72時間」と明確な時間制限としての表現を用いています。そして、その根拠は、「阪神・淡路大震災」における、消防による救出者の生存率が基になっています。
- 被災当日救出者の生存率:75%
- 翌日救出者の生存率:24%
- 3日目救出者の生存率:15%
- 4日目救出者の生存率:5%
今回、地震の被害で遭難したとされる東京都の男性の場合、19日の17時発生の地震で被災したと仮定すると・・・
- 20日17時:1日経過
- 21日17時:2日経過
- 22日17時:3日経過
9月21日中の救助を念願するばかりです。
【関連記事】「北穂高岳」東京都男性の安否は?
東京都の男性の北穂高岳方面における遭難事故について述べてきましたが、遭難によらず、事故に関する記事を以下に掲載しています。
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