中堅社員は管理職と現場の架け橋となるフォロワーシップが求められる立場です。各部署のやチームでも中核的な存在として成果に貢献することが求められています。仮にも新入社員が長く勤めているだけ、というのではあまりに虚しく、かつ、実質的な居場所が職場には無い!と厳しく言われてもいたしかたありません。
そんな、脂の乗った中堅社員が各種研修を受講した際、必ず求められる研修報告書(研修レポート)の提出。これに記載することになる『感想(感想文)』や研修への所感はいかにあるべきかを述べています。
中堅社員の立場と役割を認識しよう
下記リンク先の【中堅社員研修を語る】では、『中堅社員は、その組織の変革の実行部隊である。課長などの下で実際にやれるのは中堅社員である。経営理念に対して、問題意識を持ち、机上の空論でなく現場の感覚をもって真剣に考えて提案できる存在。それが中堅社員である(主意)』ということを述べていました。
中堅社員というと上司の補佐役的なイメージもありますが、良く考えてみれば、現場の仕事を知り尽くしていて、実際に仕事を行っている中心戦力そのものです。その立場からの提案が【最も会社を動かす】と言って、過言ではないでしょう。
そして、その積極的な提案の姿勢・内容こそ、中堅社員の研修の感想文には反映されてしかるべきかと思います。
中堅社員に経営感覚を求める企業の役員たち
また、下記リンク先の【中堅社員研修会】では、中堅社員研修会に同席した役員の厳しい発言について触れられていました。役員達は、『反論する位の気構え勢いを持て・yesマンは中小企業にはいらない』等々の感想を、研修者受講者達にぶつけたと言います。
会社の役員や経営者が中堅社員に求めるものはまさに、経営感覚であり経営に対する危機感なのでしょう。このように考えると、中堅社員の研修レポートへの「感想」にあっても、経営者・役員の求める姿勢が欠如していてはならないことがわかります。
【まとめ記事】研修報告書の書き方 感想・所感の例文とテンプレート(雛型)