任用試験2022(11/6)のための【過去問】のご案内をしています。
- 座談会拝読御書3編
- 教学入門:「日蓮大聖人の御生涯」「一生成仏と広宣流布」「十界」など
- 「創価学会の歴史」「日顕宗を破す」
以上が試験範囲です(毎回同じ)。
「教学入門」と「世界広布と創価学会」の研鑽内容は、毎回の任用試験で殆ど変わりはありません。
なので、「御書3編」以外については、以下の過去問を参照すると良いです。穴埋め式の問題なので、マークシートの「選択式(今回)」には、威力を発揮すると思います。
御書については、とにかく、声に出して何度も拝読することです。これを基本として、解説と語句を覚えます。
御書3編以外の全出題項目の解説をご案内しています▼
①「一生成仏抄」(御書新版317ページ12~17行目、御書全集384ページ2~5行目)▼
今回の「一生成仏抄」の御文は、唱題しながら思い出しても良いかと(筆者の個人的見解)。
②「妙一尼御前御消息」(御書新版1696ページ1~3行目、御書全集1253ページ16~17行目)▼
③「開目抄」(御書新版117ページ7~9行目、御書全集234ページ7~9行目)▼
※「マーク方式について(任用試験2022)」▼
【関連記事】任用試験2022の全体概要
以上です。任用試験2022、頑張りましょう。
この記事は、任用試験 2017の過去問題で2016年実施の問題と解答です。
今回、平成29年11月26日実施の「教学部任用試験2017」から、受験対象が中等部員にも裾野が広がりました。また、昨年同様、マーク方式で実施されます。
創価学会の教学は、正しい仏法への理解を深め、また、「信(しん)」を深めて「信行学」の現実変革への実践力を培うことを目的とします。
試験対策としての仏法用語の記憶もさることながら、教材を通して「正しい仏法」の考え方や概念に迫っていくことが肝心です。
教材を元に研鑽して、「任用試験の過去問題」に触れ、また教材を参照という流れで参りましょう。
目次
任用試験 2017の過去問【2016年(平成28年)実施の問題と解答】
2016年(平成28年)実施の任用試験の問題の出題項目は以下のとおりで、この前回(2015年実施)と同様です。
- 問1:御書3編(座談会拝読御書)から
- 問2:「教学入門」の「日蓮大聖人の御生涯」から
- 問3:「教学入門」から①
- 問4:「教学入門」から②
- 問5:「広宣流布と創価学会」から
★『問1:御書3編(座談会拝読御書)から』のみ、毎回の任用試験で内容が異なります。その他問2から問5までは、仏法入門として、毎回、同じ出題範囲となっています。
各問い(問1~問5)ごとに、問題の後に解答を付しています。
▼以降、昨年(2016年)の問題と解答です▼
任用試験2016:御書3編(座談会拝読御書)からの問題と解答(問1)
【問1】 「御書3編」から(座談会拝読御書)から、問いに答えなさい。
◇「衆生と云うも[ 1 ]と云うも、また、かくのごとし。迷う時は衆生と名づけ、悟る時をば[ 1 ]と名けたり。(中略)深く信心を発して日夜朝暮にまた懈らず磨くべし。いかようにしてか磨くべき。[ 2 ]、これをみがくとは云うなり」(一生成仏抄)
◆[ 1 ]に入る正しい言葉を、<ア:凡夫 イ:仏>から選びなさい([1]は2回あります)。解答番号は[1]
◆[ 2 ]に入る正しい主旨を ア・イから選びなさい。
- ア、ただ南無妙法蓮華経と唱える
- イ、凡夫が一生のうちに成仏する
◇「この法門を申すには、必ず[ 4 ]出来すべし。[ 4 ]競わずは、正法と知るべからず。第五の巻にいわく『行解既に勤めぬれば、三障四魔、紛然として競い起こる。[ 5 ]。これに随えば、まさに人をして悪道に向わしむ。これを畏れば、正法を修することを妨ぐ』等云云」(兄弟抄)
◆[4]に入る正しい言葉を、<ア:天人 イ:魔>から選びなさい([4]は2回あります)。解答番号は[4]
◆[5]に入る御文の主旨を、ア・イから選びなさい。解答番号は[5]
- ア、これに素直に随い、その力に屈し、流されるべきである
- イ、これに随ってはならない。恐れてもならない
◆本抄を与えられた池上兄弟について、正しい設問を、ア・イから選びなさい。解答番号は[6]
- ア、信心反対の父のもと兄弟で団結し信仰を貫いた
- イ、法華経の信心を捨てて、兄弟で父の家督を争った
◇「我ならびに我が弟子、諸難ありとも、疑う心なくば、[ 7 ]に仏界にいたるべし。A天の加護なき事を疑はざれ。現世の安穏ならざる事をなげかざれ。我が弟子に朝夕教えしかども、・疑いをおこして、皆すてけん。つたなき者のならひは、約束せことを、[ 9 ]は、わするるなるべし」(開目抄)
◆[7]に入る正しい言葉を、<ア:極楽 イ:仏界 ウ:地獄>から選びなさい。解答番号は[7]
◆傍線Aの御文が示す内容を、ア・イから選びなさい。解答番号は[8]
- ア、不信・謗法は信心を破壊してしまう
- イ、天に見放されて来世の安穏を求めるしかない
◆[9]に入る正しい言葉を、<ア:順調な時 イ:まことの時>から選びなさい。解答番号は[9]
◆本抄を著された場所はどこですか。ア~ウから選びなさい。解答番号は[10]
- ア、鎌倉
- イ、佐渡
- ウ、身延
▲以上問1▲
【問1の解答】
[1]=イ・[2]=ア・[3]=イ・[4]=イ・[5]=イ
[6]=ア・[7]=イ・[8]=ア・[9]=イ・[10]=イ
任用試験2016:教学入門(日蓮大聖人の御生涯)からの問題と解答(問2)
【問2】 「教学入門」の「日蓮大聖人の御生涯」から、問いに答えなさい。
◇日蓮大聖人は、建長5年(1253年)[ 11 ]、清澄寺で立宗宣言されました。文永元年(1260年)7月16日、人々の不幸を根絶する道を世に示すため、「[ 12 ]」を著され、北条時頼に提出されました。その中で大聖人は、経文に説かれる自界叛逆難と他国侵逼難の二難が起こるであろうと警告されています。後に、自界叛逆難は[ 13 ]、他国侵逼難は[ 14 ]として、予言が的中します。翌年の弘長元年(1261年)5月12日、幕府は日蓮大聖人を[ 15 ]に処しました。
◆[11]に入る正しい月日を、ア・イから選びなさい。解答番号は[11]
- ア、4月28日
- イ、10月13日
◆[12]に入る正しい御書名を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[12]
- ア、立正安国論
- イ、開目抄
- ウ、観心本尊抄
◆[13]・[14]に入る正しいことがらを、ア・イから選びなさい。解答番号は[13]・[14]
- ア、蒙古の襲来
- イ、二月騒動
◆[15]に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[15]
- ア、伊豆流罪
- イ、佐渡流罪
◇文永8年(1271年)9月12日、[ 16 ]<ア:平左衛門尉頼綱 イ:極楽寺の良観>は、武装した兵士を率いて大聖人の草庵を襲撃。大聖人を捕らえ、斬首しようとしました。これを[ 17 ]<ア:小松原 イ:竜の口>の法難といいます。
◆[16]・[17]に入る正しい言葉を、それぞれの< >のア・イから選びなさい。解答番号は[16]・[17]
◇弘安2年(1279年)、農民信徒20人が無実の罪で逮捕・連行され、法華経の信仰を捨てるよう脅されましたが、全員が信仰を貫き通しました。この弾圧を中心とする一連の法難を[ 18 ]<ア:松葉ケ谷 イ:熱原>の法難といいます。近隣の地頭であった[ 19 ]<ア:南条時光 イ:東条景信>が同志を守るなど活躍しました。また、大聖人は、御自身の[ 20 ]<ア:三度の高名 イ:出世の本懐>を示されました。
◆[18]~[20]に入る正しい言葉を、それぞれの< >のア・イから選びなさい。解答番号は[18]~[20]
▲以上問2▲
【問2の解答】
[11]=ア・[12]=ア・[13]=イ・[14]=ア・[15]=ア
[16]=ア・[17]=イ・[18]=イ・[19]=ア・[20]=イ
任用試験2016:教学入門からの問題と解答(問3)
【問3】 「教学入門」から、問いに答えなさい。
◇日蓮大聖人が覚知された南無妙法蓮華経について、正しい説明をア・イから選びなさい。解答番号は[21]
- ア、大聖人の仏の生命そのものである
- イ、私たちの生命には具わっていない
◇「この[ 22 ]、全く余所に求むることなかれ。ただ、我れら衆生の法華経を持ちて、南無妙法蓮華経と唱うる[ 23 ]の肉団におはしますなり」の御文の[22]・[23]に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[22]・[23]
- ア、御本尊
- イ、胸中
◇「即身成仏」について正しい説明を、ア・イから選びなさい。解答番号は[24]
- ア、凡夫の身に仏という最高の人間性を開き顕すこと
- イ、生死を繰り返して修行を行い理想の成仏を目指すこと
◇戸田第二代会長が述べた「絶対的幸福」についての正しい説明を、ア・イから選びなさい。解答番号は[25]
- ア、物質的に充足したり、欲望が満ち足りた状態
- イ、何があっても、生きていること自体が幸福という境涯
◇「日蓮が[ 26 ]曠大ならば、南無妙法蓮華経は万年の外、未来までもながるべし。日本国の[ 27 ]の盲目をひらける功徳あり」の御文の[26]・[27]に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[26]・[27]
- ア、慈悲
- イ、一切衆生
◇次の文は、「十界」のうち何界に当たりますか。ア~エから選びなさい。解答番号は[28]~[31]
- ◆目先の利害にとらわれ、理性が働かない愚かな境涯
⇒[28] - ◆欲望が満たされたときに感じる喜びの境涯
⇒[29] - ◆常に他者に勝ろうとする「勝他の念」を強くもつ境涯
⇒[30] - ◆仏の悟りを得ようと「求道」と「利他」の実践を貫く境涯
⇒[31]
- ア:畜生界
- イ:修羅界
- ウ:天界
- エ:菩薩界
◇十界の各界が互いに十界を具えていることを[ 32 ]といいます。[32]に入る正しい言葉をア~ウから選びなさい。解答番号は[32]
- ア、三悪道
- イ、四聖
- ウ、十界互具
▲以上問3▲
【問3の解答】
[21]=ア・[22]=ア・[23]=イ・[24]=ア・[25]=イ
[26]=ア・[27]=イ・[28]=ア・[29]=ウ・[30]=イ
[31]=エ・[32]=ウ
任用試験2016:教学入門からの問題と解答(問4)
【問4】 「教学入門」から、問いに答えなさい。
◇「三証」について日蓮大聖人は「日蓮仏法をこころみるに[ 33 ]と証文とにはすぎず。また、[ 33 ]・証文よりも[ 34 ]にはすぎず」と仰せです。[33]・[34]に入る正しい言葉をア・イから選びなさい([33]は2回あります)。解答番号は[33]・[34]
- ア、現証
- イ、道理
◇「行学の[ 35 ]をはげみ候べし。行学たえなば[ 36 ]はあるべからず。我もいたし、人をも教化候へ。行学は[ 37 ]よりをこるべく候」の御文の[35]~[37]に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[35]~[37]
- ア、仏法
- イ、二道
- ウ、信心
◇「三障四魔」とは、煩悩障・[ 38 ]障・報障の三障と陰魔・煩悩魔・死魔・[ 39 ]魔の四魔のことです。[38]~[39]に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[38]・[39]
- ア、業
- イ、罪
- ウ、天子
◇次の文は、三類の強敵の何を説明したものですか。ア~ウから選びなさい。解答番号は[40]
人々から聖者のように仰がれている高僧が、自分の利益のために、讒言(ウソの告げ口)で法華経の行者を陥れようとする
- ア、俗衆増上慢
- イ、道門増上慢
- ウ、僭聖増上慢
◇次の文は、何の法理を説明したものですか。ア・イから選びなさい。解答番号は[41]
偉大な福徳を積んだ菩薩が、あえて清浄な業の報いを捨てて、悪世に生まれる。
- ア、歴劫修行
- イ、願兼於業
◇「この漫荼羅、よくよく信ぜさせ給うべし。南無妙法蓮華経は師子吼のごとし。いかなる[ 42 ]、さわりをなすべきや」の[42]に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[42]
- ア、歓喜
- イ、病
◇「教主釈尊の出世の本懐は、[ 43 ]にて候いけるぞ」と仰せの[ 43 ]に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[43]
- ア、涅槃経
- イ、人の振る舞い
▲以上問4▲
【問4の解答】
[33]=イ・[34]=ア・[35]=イ・[36]=ア・[37]=ウ
[38]=ア・[39]=ウ・[40]=ウ・[41]=イ・[42]=イ
[43]=イ
任用試験2016:世界広布と創価学会からの問題と解答(問5)
【問5】 「世界広布と創価学会」から、問いに答えなさい。
◇「創価学会の歴史」に関する文章の[44]~[47]に入る月日を、ア~エから選びなさい。解答番号は[44]~[47]
初代会長・牧口常三郎先生は、昭和5年(1930年)[ 44 ]、『創価教育学体系』第1巻を発刊。この日が、創価学会の創立記念日です。
軍部権力の弾圧により投獄された、昭和19年(1944年)の同じ日、獄中で逝去、殉教の生涯を貫かれました。
牧口先生とともに投獄された戸田城聖先生は、昭和20年(1945年)[ 45 ]、2年の獄中闘争を耐え抜いて出獄し、学会の再建に着手。
昭和26年(1951年)5月3日に、第2代会長に就任し、翌年には『日蓮大聖人御書全集』を発刊しました。
池田大作先生は、昭和32年(1957年)、戸田先生の出獄の日と同じ日に、大阪府警により不当逮捕。法廷闘争を貫き、無罪を確定しました。
昭和35年(1960年)[ 46 ]に第3代会長に就任し、世界広布の第一歩を踏み出しました。
昭和50年(1975年)[ 47 ]には、創価学会インターナショナル(SGI)会長に就任。また小説『人間革命』『新・人間革命』など多角的な執筆活動を展開しています。
- ア、1月26日
- イ、5月3日
- ウ、7月3日
- エ、11月18日
◇「日顕宗を破す」について、[48]~[50]に入る正しい言葉をア~ウから選びなさい。解答番号は[48]~[50]
◆日蓮大聖人が「大願とは[ 48 ]なり」と仰せのように、広宣流布こそ大聖人の御遺命です。
◆日興上人は「時の貫首たりといえども、仏法に相違して[ 49 ]を構えば、これを用うべからざること」と、法主信仰を戒めています。
◆日蓮大聖人は「日本国の一切衆生に[ 50 ]を信ぜしめて、仏に成る血脈を継がしめん」と、信心の血脈の本義を示されています。
- ア、法華弘通
- イ、法華経
- ウ、己義
▲以上問5▲
【問5の解答】
[44]=エ・[45]=ウ・[46]=イ・[47]=ア・[48]=ア
[49]=ウ・[50]=イ
以上、任用試験2017の過去問題としての2016年の問題と解答でした。
別途、任用試験 2017の過去問として、以下も参照できます。
⇒ 任用試験 2016のための過去問題|2015年の問題と解答
⇒ 任用試験 2016のための過去問題|2014年の問題と解答