時事速報

【佐賀県】高齢女性殺害犯人・山口鴻志が自首した理由は何?精神鑑定の可能性も調査!

9月10日に佐賀県鳥栖市酒井東町での民家敷地内で高齢の女性(大塚千種さん:79歳)
が頭を鈍器で複数回殴打され殺害された事件。

なんと残酷な事件なのか。怨恨の筋によるものかと思いましたが、なんと事件発覚から3日後の13日に、犯人の山口鴻志(こうし)容疑者(25歳)が、出頭して自首するに至るという展開を見せています。

さらに、驚くべきは、自供による犯行動機の一端です。「殺す人を探していた」とのこと・・。被害者との間に怨恨関係は無かったもようです。

これだけ残酷な犯行に及びながら「平気で?」自首した理由は何なのか気になります。精神鑑定の可能性も併せて、調査・考察してみました。

よろしければ御覧下さい。

【佐賀県】高齢女性殺害犯人・山口鴻志が自首した理由は何?殺せる人探してたという異常性!

9月10日に頭部を複数回殴打された大塚千種(ちぐさ)さん(79歳)の遺体が発見されたという報道をニュースで知った瞬間、なんて残酷な犯行か、何か相当の恨みによるものではないのか?と思い、一刻も早い犯人の逮捕を願っていたのですが、なんと、その凶悪犯人が犯行の三日後に「まさかの自首」!出頭・自供という急展開を見せました。

自首・出頭の際の持ち物には、犯行に使用したのではないかとされる「ハンマー」まで入っていたというから驚きです。


山口容疑者は13日午後0時半ごろ、「女性の頭をハンマーで複数回殴った。僕が殴った女性は死んだかもしれないので、とんでもないことをしてしまった」
出展:高齢女性を殴り殺害 容疑で大学生逮捕 佐賀県警(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 

「女性の頭をハンマーで複数回殴った」のであれば死んで当然では?今され何を言っているのか?


 佐賀県鳥栖市で高齢女性が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された大学生(25)は女性と面識がなく「殺せる人を探していた」という趣旨の供述をしていることが14日、捜査関係者への取材で分かった。
出展:「殺せる人探していた」と逮捕の大学生(共同通信) – Yahoo!ニュース

 

「とんでもないことをしてしまった」と言っておきながら「殺せる人を探していた」とはいったいどういうことなのでしょうか?

これまでの自供によると、被害者の女性と山口容疑者との間には、少なくとも怨恨関係には「なかった」もようです。

山口容疑者が自首してきた理由何なのか?判然としない展開です。

犯行時、「殺人の衝動を抑えられなかった山口容疑者」の犯人像が浮んで来る思いですが、この場合、やはり「精神鑑定」が必要な事件なのではないでしょうか?

【佐賀県】高齢女性殺害犯人・山口鴻志が自首した理由は何?精神鑑定の可能性も調査!

ハンマーで高齢女性の頭部を複数回も殴って殺害しておきんがら、「僕が殴った女性は死んだかもしれないので、とんでもないことをしてしまった」と自供している山口鴻志容疑者。

  • 犯行時:殺人の衝動が爆発。
  • 犯行後:冷静に自分の行動を反省。

残酷な犯行から3日後の、容疑者の出頭・自首・自供の流れを見てみると、納得のいく自首した理由がどうも不明瞭です。やはり、犯人の「精神鑑定」を必要とする事件なのではないでしょうか。

2019年9月に茨城県境町で起きた一家4人の殺傷事件では、埼玉県三郷市に住む岡庭由征容疑者(26歳:当時)が逮捕されました。事件以前には、岡庭容疑者と被害者家族に接点は無く、冷静な犯行計画の下で「殺人願望」が実行に移されてしまった事件です。


岡庭容疑者が少年院ではなく医療少年院だったのは、精神鑑定で広汎性発達障害の診断を受けたからです。

出展:「殺すほうが大事です。そっちのほうが、興奮するから」殺人に快楽を覚える“反社会性パーソナリティ障害” | 文春オンライン

 

この事件で岡庭容疑者は精神鑑定で「広汎性発達障害の診断」を受けています。

岡庭容疑者の犯行と比べ、計画性の欠如が見られる犯人「宅間守」による小学校侵入による無差別殺害事件は衝動的な犯行でした。


 2001年に大阪教育大付属池田小事件で小学生8人を殺害した宅間守も、多動性・衝動性、不注意など、いわゆる落ち着きのなさを特徴とするADHD(注意欠如多動性障害)をベースとしつつ、統合失調症を発症していたと考えられます。ただし、どちらのケースでも、精神鑑定では別の疾患の診断が下されました。

出展:「殺すほうが大事です。そっちのほうが、興奮するから」殺人に快楽を覚える“反社会性パーソナリティ障害” | 文春オンライン

 

岡庭容疑者の場合、被害者家族に怨恨があったわけではありません。宅間守の場合、社会に対する恨みがあっても、小学校の被害者生徒に個人的な恨みがあったわけではありません。

強盗の際の殺人、怨恨による殺害については、十分に犯人に責任能力があるわけですが、精神鑑定を要するような犯行に至っては、何らかの診断が下されて、量刑にも反映することになります(軽くなる・・)。

殺人という犯行に優劣も是非もありませんが、岡庭容疑者のような冷静で計画的に衝動を叶えるというタイプには恐怖を感じます。

岡庭容疑者に比べ、山口鴻志の場合、「殺害衝動」による犯行と言う点では同じですが、冷静になって自首に至った点、精神鑑定があるとすれば、また、違った診断が下されるのではないでしょうか。

殺人に快楽を覚える犯罪者の心理について

ハンマーで高齢女性の頭部を複数回も殴り、殺害しておいて、「僕が殴った女性は死んだかもしれないので、とんでもないことをしてしまった」と自供している山口鴻志容疑者。

「殺せる人をさがしていた」とも自供している反面、「明確な殺意は無かった」と一部容疑を否認しています。

まるで、殺人を行った自分と自首して自供している自分が別人のようなものの言い方です。

そこに浮かんでくる山口鴻志容疑者の犯人像は、殺人の衝動がこらえ切れず犯行に及び、犯行後には我に返り冷静な自分に戻るという「空恐ろしい」ものです。

複数の人が殺害される事件のタイプには、「1回きりの大量殺人」と、「一定の期間をおいて繰り返される連続殺人」の2つがあるそうです。そして、双方は同じ殺人でも、犯人の特徴に大きな違いがあると言います。

1回きりの大量殺人犯の多くは「激情型の犯行」です。前述の「宅間守による大阪教育大付属池田小事件での小学生8人殺害事件」がこれに該当します。宅間の場合には、事件以前の言動から明らかに被害妄想と幻聴が出現していて、これにあらがうように犯行に及んでいます。

かたや「一定の期間をおいて繰り返される連続殺人」では、殺人犯は妄想や幻聴などを伴わずに、静かに犯行を進めます。岡庭容疑者による計画的な犯行がこれに該当します。

そして、恐るべきは、後者の静かに進める殺人犯であり、これを「殺人に快楽を覚えるタイプのパーソナリティ障害」と称するそうです。

以下では、このタイプの殺人犯にもっと向き合うべきであると警告を発しています。

「殺すほうが大事です。そっちのほうが、興奮するから」殺人に快楽を覚える“反社会性パーソナリティ障害” | 文春オンライン

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