仏法入門20

諸天善神と異体同心(信仰と実践)【任用試験の教学入門】

 任用試験の「諸天善神と異体同心(教学入門)」について、要点を述べています。

諸天善神(しょてんぜんじん)が守護する働きは、信心の心の「強弱」で決まります。また、日蓮大聖人の仏法が目的とする「広宣流布(こうせんるふ)」は、信心から発する「異体同心(いたいどうしん)」団結によって成し遂げられると仰せです。強き信仰と実践を団結をもって進める中に、自他共の幸福境涯が開かれるのです。

諸天善神とは何か、異体同心とは何か、について以下に記します。

諸天善神(しょてんぜんじん)とは

「諸天善神」とは、正法を受持する人と国土を守護する宇宙の働きのことをいいます。といっても、私たちと別のところににあるのではなく、私たちの一念が、社会や環境の上に反映し、それが様々な働きとなって現れるのです。

諸天善神の守る働きが強いかどうかは、その信心の「心の強弱」で決まります。

日蓮大聖人は「神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候(四条金吾殿御返事 御書1,186ページ)」と仰せです。

異体同心(いたいどうしん)とは

「異体同心」とは、それぞれの個性や特質を最大限に生かし、広宣流布という大目的に向って団結して前進する時に、最重要とすべき指針です。

日蓮大聖人は、信心の団結によって、様々な難を乗り越えながら前進すれば、仏法は必ず広がっていくことを教えてくださっています。

『「異体同心なれば万事を成(じょう)し同体異心なれば諸事(しょじ)叶う事なし」また、「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定(いちじょう)法華経ひろまりなんと覚へ候」(異体同心事 御書1,463ページ)』

任用試験2022(11/6)のための【過去問】ご案内。

  1. ?任用試験過去問①(2016年の問題と解答)
  2. ?任用試験過去問②(2015年の問題と解答)
  3. ?任用試験過去問③(2014年の問題と解答)